大分県内6か所で「親なきあと相談研修会」の講師を行いました!
令和6年10~11月にかけて大分障害年金アシストネットの代表である社会保険労務士・堀勇が、社会福祉法人大分県社会福祉事業団からの依頼で『親なきあと相談研修会』の講師を県内6箇所の研修会にて務めました。
研修会の内容としては障害年金に特化したものであった為、個々の事案に直接関わる実務担当者を伴い、各地を回りました。
社会福祉法人大分県社会福祉事業団は、近年この全国的に社会問題化しつつある≪親なきあと問題≫にも重点的に取り組んでいる団体です。
その取り組みの1つとして、≪親なきあと問題≫に直面する家族をサポートする専門家(弁護士・司法書士・税理士・社会保険労務士・ファイナンシャルプランナー等)との提携があり、これまでも社会福祉法人大分県社会福祉事業団と提携する社会保険労務士として堀勇は何度か相談員育成目的の研修会の講師をしましたが、今回はほぼ同時期に別府市・竹田市・日出町・宇佐市・津久見市・日田市の県内6箇所を回るという初めての試みでした。
なお、令和7年3月には大分市にて同様の研修会が開催され、その講師を務める予定になっています。
研修会の受講者としては、相談支援事業所の相談員はもちろんのこと社会福祉法人大分県社会福祉事業団の職員や各自治体の職員も含まれていました。
実際の研修会の内容としては、まず障害年金の制度的な話を一通りした後に、相談員にとって参考になると思われる事例をいくつかご紹介いたしました。
質疑応答の時間には、受講者が(知りたいけどどこに聞けばいいかよく分からない)長年抱えていた質問を積極的に投げかけてくれて、代表と実務担当者で手分けしてお答えする中で、さらなる活発な議論も生まれました。
研修会解散後に(質問していない)その他の受講者からも「後半のグループディスカッションも最後の質疑応答も非常に勉強になり、大変有意義な時間でした。」というお言葉を頂きました。
実務担当者として、障害年金の請求のサポートをしている社会保険労務士事務所として、この≪親なきあと問題≫については、日々実感していました。
というのも、実際、当事務所に70代や80代の高齢の親が40代や50代のお子さんの相談に来ることは珍しくありません。
中には数十年前の20歳になった時に申請可能だったケースも多いです。
親は「子どもが長年自宅に引きこもっていて・・・自分たちが若いうちは良かったが、もう先が長くない中で、この子が今後どう生きていくのか(経済的なところが特に)心配で相談に来ました。」という話をされる方が多く、中にはまだ医療機関も受診したことがない、自治体の福祉サービス等も一切利用していない、どことも繋がっていない社会からほとんど孤立していたケースが目立ちます。
「障害年金の制度や請求をサポートしてくれる専門家がいることをもっと早く知っていれば。」と涙ながらに後悔される親もいました。
インターネットが普及して昔よりは個人で情報が得やすくなったとはいえ、まだまだ必要な情報が行き届いていないことを痛感させられます。
当然ながら、これは個人の問題だけで片付けていい話ではなくて厚生労働省、日本年金機構、各自治体、社会保険労務士、医療機関、教育機関・・・様々なところにおいて改善すべき点が多々あると思います。
この研修会を通じても各自治体の職員の疑問点や構造的な問題点が浮き彫りとなり、今後も密な意見交換が必要だと感じました。
今後もこのような機会があれば、この障害年金の請求のサポートで積み重ねてきた経験や障害年金制度及び関係各所が抱える問題点について積極的に発信していくつもりです。
執筆者 : 実務担当者 郡 真央
プロフィール

- 社会保険労務士 堀勇
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